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ここ数年の恒例イベント!秋を探して!あとがき [フライフィッシング]

平成7年、北海道滝上町を流れる渚滑川は

日本国内で初めて『夢の8キロ』としてキャッチアンドリリース河川になりました

平成9年にはさらに8キロ区間の上流部16キロをキャッチアンドリリース区間と設定

日本でのキャッチアンドリリース河川の先駆けとして、道民フィッシャーマンとして

あるいは日本のフィッシャーマンとして

北海道の誇れる河川のひとつだと大将は思っています

キャッチアンドリリース河川になって17年目の今年平成23年ですが

ここ数年ではキャッチアンドリリースもかなり定着していろんな河川で

キャッチアンドリリースが普通に行われるようになりました

それに伴ってなのかわかりませんが渚滑川もすっかりキャッチアンドリリースが定着し

かなりマナーの向上が図られている河川のひとつになりました

キャッチアンドリリース河川になる前から40年も放流が続けられているニジマス

そんな渚滑のニジマスも放流魚がいつの間にか世代交代をし

スッカリとネィティブレインボー(天然ニジマス)の住む河川になってきました

そんなマナーも良くなり川の質も魚の質も良くなった川、大好きです

大将が渚滑川へ釣りに行ったのは

キャッチアンドリリース河川になった翌年の平成8年に一度竿を持って行きましたが

その頃はまだまだキャッチアンドリリースと言う事自体の認識薄く

正直、残念な気持ちで帰ったことを覚えています

それっきりしばらくの間は渚滑川へ行こう!とも思いもしませんでした

が!しかし5年前の平成19年8月にふと渚滑川の事を思い出した

どうなっているかなぁ。。。

結果としては散々!完全なる惨敗!

なめてかかったというか、まさか!これほどまでに渚滑川は成長していたのか!

見事に初日にはボ!を喰らい

2日目には釣果あったものの、ここで劇的にメガ鱒レインボーとの出会いがありました

結果は10分とも15分ともわからない攻防戦をした後に5Xティペットを見事に切られ

完全なる敗北を味わったのでした

その時に使ったフライが今の七味フライの原型になった冗談フライ

本当に冗談でもよくもまぁあんなフライを巻こう!と思ったのか未だ不明だったが

そのフライがメガ鱒との対戦を実現してくれた

その翌年から毎年の大将の釣行には必ず渚滑川の釣行がイベントとしてあるようになった

大体が鎮橋~大雄橋間の1キロほどのポイントを釣る事が多く

その間の魚の付くポイントは少しづつだがわかるようになってきた

冗談フライも毎年の渚滑遠征に伴い少しづつ改良が施され

進化?を遂げているし

キャッチアンドリリースの川で育ったツワモノニジマスに対抗すべく腕も多少は上がってきている?

と思いたものです

しかし、渚滑のツワモノニジマスもなかなかその腕とパワーのレベルアップを図っているようで

プレゼンに成功しなおかつ上手い具合に七味フライが流れ

それにメガ鱒が上手い事出てヒット!となってもそのフック(釣り針)を外す技術も大したものだし

それ以前にフライを見切る事もかなり長けている

そしてフッキングしたフックを外せないと思うと川の猛獣に変身!

ものすごいパワーでフックを外しにかかる

それこそ尺に満たないようなサイズのニジマスであっても同じで

かかった瞬間のパワーはどんなでかいニジマスがかかったのか!?と錯覚するほどだ

なぜ?渚滑が好きなのかなぁ

と思った

釣りはもちろん小旅行を味わえる事

釣りに関してはキャッチアンドリリースのおかげで魚のレベルが高く

それを攻略する楽しみがある事

当初、大将もそうだったように

北海道での管釣り場や魚が放流されている川、そしてキャッチアンドリリース河川

これらに対するイメージは良いと思っていない人も多いと思う

簡単に釣れるとか攻略する難しさが無いとか人工的なんてぇね

しかし実際、これらの場所で釣りをすると思い知らされるでしょう

学習を重ねた鱒族のみなさんの手強さを

そう簡単に遊ばせてはくれないですヨォ

そして、渚滑を取り巻く環境のシュチエーションが自然あふれて良い事

今季はもう行けないかなぁ。。。

来季もまた行くぞ!


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コメント 14

ナビパ

何事も先がけと言うのは大変だったと思います。
きっと関係者の皆さんの苦労もあったのでしょうね。
キャッチ&リリースはリリースする時の魚への心遣いも大切ですよね。
優しくそして思いを込めてリリースすることがマナーに結び付いているのだと思います。
これからも全国の手本として継続されると良いですね。
by ナビパ (2011-08-31 20:15) 

大将

ナビパさん、こんばんわ(^^)v
確か役所に勤め方の一言で始まったと記憶しています
今でもNPO法人渚滑川とトラウトを守る会によって守られています
それこそ、放流やゴミ拾い等々
そんな地味で大変な作業の積み重ねによって楽しませて頂いています
キャッチアンドリリースは以前の記事で触れた事がありますが
釣り上げて放すという行為がキャッチアンドリリースではなく
言われるとおりに心遣いなんですよね
当然、カエシの無いバーブレスフックを使い
ランディングネットもなるべく可能な限りに目の細かいものを使う
釣り上げたらなるべく直接魚を触らず
川の水で手を冷やして魚に負担をかけないようにし
少しでも早く魚を川に戻す事が大事なのではないかと思います
元々川魚を食べる文化を持つ日本
キャッチアンドリリースが絶対に正しい!とは思ませんが
食材があふれている現代
スーパーに売っているものを食べる事で十分色々なものを頂ける
ならば釣りはあくまでもスポーツでも良いのかな
この素晴らしい自然をこれから次世代にも楽しんでもらいたい
そう思います
by 大将 (2011-08-31 20:47) 

心如

 来季は必ず行くのでしょうが、今季、もう一度行けるといいですね ^^
by 心如 (2011-08-31 21:25) 

大将

心如さん、こんばんわ(^^)v
例年、狙っているわけではないのですが
お盆過ぎに行っていますね
来季も行けるとうれしいです
やはり少々遠征と言う事になるので
なかなか仕事との折り合いが。。。
今季も。。。行けると良いなぁぁぁ
by 大将 (2011-08-31 22:37) 

しろうさぎ

渚滑川への大将さんの思い、
とっても深いのですね。
もう一度今季も行ける機会が有ると良いですね。
そして、また来季も楽しまれます様に。
by しろうさぎ (2011-08-31 23:41) 

warashirod

遠くない将来に ぜひ行きたいです
滝上町の人たちと釣り人たちに敬意を表します

ああ、うらやましい
by warashirod (2011-09-01 07:30) 

大将

しろうさぎさん、おはようございます(^^)v
渚滑川を初めとして
どんな川にでも思い入れってあるんですよ
きっと釣りで楽しめて景色で楽しめて空気で楽しむ事ができるからかなぁ
面白いもので
釣果とは関係なく
好きな川とあまり行きたくない川とあるんですよねぇ
by 大将 (2011-09-01 08:33) 

大将

warashirodさん、おはようございます(^^)v
今日本各地でC&R河川ができて
大将は道内の阿寒川と渚滑川しか経験ありませんが
きっとどんなC&R河川も地元の方々の協力の上に成り立つと思います
ぜひ行ってみてください
by 大将 (2011-09-01 08:36) 

pretty rose

大将さんの記事を読んでいると行ってみたくなる川ですね。
マナーが守られていってこのようなワイルドレインボーが
生息する川になっていったのですね。
by pretty rose (2011-09-01 19:01) 

大将

pretty roseさん、こんばんわ(^^)v
渚滑川は大将の好きな川のひとつです
今では大分マナーが守られてきましたが
以前はひどいものでした
昨年でも釣り上げた魚を永い時間写真を撮ったり
サイズを測ったりといじり回し
最後は足で蹴ってリリースなんていう人間もいました
そういう人間が年々少数派になってきているだけなんですよねぇ
レインボーも尾の丸い成魚放流の個体もいれば
最近ではこの川で世代交代をしたと思われる
鰭ピンの立派な個体もかなり増えています
地元の方々の努力の賜物だと思います
ぜひ行ってみてください、地元の方々の努力で
なんと!楽しい川!ですヨォ(^^♪
by 大将 (2011-09-01 20:05) 

ペンギン

ニジマスですか~!!

いいですね♪

最近色々あって更新できてませんでした・・・
by ペンギン (2011-09-01 22:51) 

大将

ペンギンさん、おはようございます(^^)v
おかえりなさい
大将の対象魚はニジマス狙い
山女魚や岩魚が釣れても楽しいけど
やはり1番はニジマスなんですよねぇ(^^♪
by 大将 (2011-09-02 08:20) 

hidechan

すばらしいですね・・・
大将さんが渓流を大切にする思い、生態系を大切にする思い・・・
私には、北海道=大自然 っていう、すごく当たり前のような発想しか頭に浮かびませんが、大自然を守るためには、そこへ入る 一人一人の意識がとても大切で、そんなちょっとしたことが少しずつ理解されて、「元の自然」に近づいてくるんですね。 ひょっとしたら、元の自然に戻るだけではなくて、「進化」しているのかも知れませんね。

私も海に潜るようになって、地元のショップやガイドさん、通っているクラブのイントラさん・・・ に、色々と教えてもらうようになりましたが、いわゆる「ファンダイブ」で、ザーッと潜って、海の中かき回して、ザーッと帰る っていうひとが、まだとても多い。
そんな中、昨年メンバーになった逗子のショップは、地道な「アマモ」の再生プロジェクト というのを地元の人たちと協力して私たちダイバーに声掛けをして、毎年実施しています。
すばらしいことだと思うんですね。

「自然」の中で遊ばせてもらうためには、きちっとした「礼儀」が必要だと思うんです。
かたっくるしいことを言っているのではなく、当たり前のこと。

いやはや探検隊とある時期よく行動を共にしていた、水中写真家の中村征夫氏は、海に潜るときには、「海にお邪魔する」って必ず言います。

生き物のストレスにならないよう、何十分もかけて本当にゆっくりゆっくり近づいて、じっと目を見る・・・
私も、こんなダイバーになりたい と、心の底から思います。
その為には・・・

きっと、大将さんも同じだと思いますが、やはり普段のトレーニングは大切。
道具の手入れもとても大切。
特に大将さんの渓流は、お魚さんとの「頭脳勝負」の要素も入ってくる。
それが分かってくると、きっとやめられなくなるんだと思うんです。
あの手この手で、頭脳勝負をしに行く・・・
こんな楽しいこと無いですよね!!!

去年、今年と、日本中、大自然の圧倒的な破壊力にこてんぱんにやられています。
来年はもっとやられるかも知れない。
自然は怖い
でも、共存していかなければならない。
その為にも、もっと自然のことを学習しなければならないですね・・・





by hidechan (2011-09-06 20:13) 

大将

hidechanさん、こんばんわ(^^)v
自然の懐に飛び込んで遊ばさせもらうといつも感じる事は
いかに人は自然によって生かされているか!です
そしてその自然は恐ろしくもあり優しくもある
昔のように自然を恐れ、敬意を払う事は大事な事ではなく
当然の事だと思います
北海道にはまだまだ豊かな自然が残されていると思われがち
しかし残念ながらそれを管理しているのはお役人さん
そしてそのお役人さん達の多くは机上の勉強では頭が良い人らしい
川にウグイやハヤと言ったある程度汚れた水でも生きる事の出来る
魚の影を見て綺麗な川ですね、魚が活き活きしている
なんて言葉を平気で吐く人種
そんな人間たちは自然をその程度にしか見る事が出来ず
山の源流から海まで人の手の付いていない川を見ると
どうやらお金に見えるようで
とにかく治水の為とか言ってダムや3面護岸をしたがる
治水だかなんだか知りませんが
その工事のおかげで川は自らもつ浄化能力を
そのダムや護岸で亡くしてしまい川は死んでいきます
そして、河原には川の老化を知らせるヤナギがビッシリと生えてきます
魚がいるから、あるいは緑が豊かだから
だからと言ってその自然が健康とは言えないのです
hidechanさんも感じているとおりに自然の中に向かう時は
きちっとした礼儀は必要ですよね
遊ばせてもらっていると言う意識や生かされているという意識
自然に対してその気持ちを持ち最高の礼儀を持って
そして自然を良く知ろうとする気持ちが大事だと思います
ハリに餌を付けて釣る釣りだって金属片で釣るルアーだって
そして大将が好きな毛鉤で釣るフライフィッシングだって
どんな釣り方でも目的として
どう釣るか、どう攻略するか、どこを攻めるか
そして、あいつをどう釣るか
それ以上にどう自然に遊ばせてもらうか
方法は変わっても目的は同じ
だから色々知る事は必要なんでしょうね

さて、ならばどう生活するか
どう生きるか、どうやって良い歳のとりかたをするかも
自然を知る事が大事なのではないかと思います

確かに今年は3月11日に始まって
いろんな天災で日本はコテンパンですよね
言われるとおりに来年はもっとひどいかもしれません
でも、被災者を見て難を逃れた人間があぁ助かったではなく
他人ごとではない!何とかしたい!!
そんな声が聞こえてきてまだまだ日本は捨てたもんじゃないね
そう思えました
恐れるだけではなく知る事が大事
原発が良いとか悪いとかそんなくだらない話は
おバカな役人にさせておけば良い!
おっと。。違った原発は儲かるか儲からないかしか考えていないですね
そこに人命を考えない役人
国民の健康の為と言う言い訳を見つけてたばこを700円にします
税収の為ではないとうそをつく役人
知らない人に心配される健康ではないのですが。。。
そんな役人を育ててしまった日本国民ですが
今、国民は同じ方向を見ていると思います
自然を恐れ、自然に行かされる方向
ある意味良かったのかもしれませんね
by 大将 (2011-09-06 21:35) 

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